大学生にできる“高校生支援”と聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか…?
「高校生支援団体bridge」代表の関野准貴さん(東北大学2年)にお話を伺ってきました!
“高校生支援”って…?
bridge(ブリッジ)では、地方の高校生の「進路の選択肢が少ない」ことを課題としています。
高校卒業後の進路選択は、人生の大きなターニングポイントとなることも多いですが、地方の高校生にはそのロールモデルを見つけることが難しいのが現状です。
(余談ですが、就活真っ最中の私も、都市部と地方の機会の不平等を痛感しています。「格差があることすら知らない」ことって問題だよね)
話は逸れましたが!
bridgeではそんな高校生に対して、実際に活躍している大学生と触れ合える機会を創出することで、高校生の視野を広げて、より良い進路選択ができるように支援しています。

課題解決のため さまざまな方向からアプローチ
アプローチ方法は、大きく分けると2つ!
①進路形成支援
②WEBメディア作成・進路相談
①進路形成支援
東北大学のオープンキャンパスや各地の高校で「ワークショップ・座談会」を開催し、実際の大学生活や受験の経験について伝え、高校生の悩み相談に乗っています。

ワークショップの他にも、さまざまな活動をしています。
6月15日には、青森の高校生が運営している「学生団体LINDEAL(リンディール)」と協力して、Edcampを開催。
イベント以外にも、尚絅学院大学・仙台高等専門学校の学生と共同の「学びのWA」というチームで、「小学校から大学まで、学校の枠を超えて学び合う機会の創出」という仕組みづくりも行っています。
その他にも、高校生と一緒に石巻に行ったり、地方教育に詳しいゲストを呼んでイベントを開いたり…とにかくいろいろなことをして、高校生の進路選択の幅を広げています。

②WEBメディア作成・進路相談
①では直接高校生と会うことで支援をしていましたが、もっと多くの人に対して活動したいということで、WEB上でも情報発信をしています。
大学生の1日のスケジュールや、大学で取り組んでいること、進学して良かったことなどをブログで紹介することで、進学後のイメージがつきやすくなるようにしています。
ホームページはこちら
メンバーの受験経験談を載せることで、受験前で不安になっている気持ちを少しでも払拭できるようにしています。高校生がすぐに活かせる情報を流すことで、即効性のある活動になります。
YouTubeはこちら
高校生へ伝えたいこと
一番伝えたいのは「自分で行動すること」
具体的には、さまざまな形で架けた橋を、実際に歩いていくのはbridgeではなく自分たちだよ、ということを教えています。(頼もしい…)
今回お話を聞いて、その「自分で行動すること」を、bridgeは自ら実践していると思いました。
「こんなに過去にとらわれず、新しいことにチャレンジしている団体があるのか…!」とビックリ。
高校生の役に立つなら手段を選ばず(いい意味で)、自分たちができることから行動しているのが印象的でした。
「本当は大学に入る前に、こういうこと教えてくれたらいいのにな~」って思ってしまいました。
でもこの環境を、少しでも当たり前にしようと頑張っています!今後の取り組みに期待です!
「文・小野紘貴(東北学院大学4年・インターン)/写真提供・高校生支援団体bridge」