イベントレポート

「熊本地震」と「台風10号」の災害ボランティアを語る

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10月14日(金)、宮城県内の大学生12人が仙台市のFiveBridge(ファイブブリッジ)に集まり、「熊本地震」と「台風10号」をテーマに災害ボランティアについて語り合いました。
そのイベントの様子をレポートします!

宮城県内の7大学から、災害ボランティアにアツい学生が集合!

まずは、参加者全員で軽く自己紹介。
中には、被災地で一緒にボランティア活動をしてきた人たちもいて、再会を喜んでいました。

支援の意味も込めて用意された熊本や岩手・北海道のお菓子をほおばりながら、和やかな雰囲気でスタート!

前半は「熊本地震」と「台風10号」の被災地を訪れた人から、現場で何をしてきて、何を感じてきたのか話してもらいました。
このうち東北大学の学生は、熊本市内の避難所での足湯ボランティアや被災した家の片づけ、熊本大学の方とのワークショップなどを行っていました。
ワークショップでは、東北では東日本大震災があってからどういう活動が行われていたのか、それらを熊本地震に活かすことは出来ないかなどの意見交換が行われたといいます。

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   熊本での災害ボランティア経験を語る参加学生

話題提供を受けて、後半では3つのグループに分かれてワークショップを行いました。

“今ボランティアに興味がない人をどう動かすか”というテーマでは、参加者の意見として
「大学での広報をきちんと行う。そのために自分たちの想いをきちんと伝える」
「日常の会話の中でボランティアの楽しさを周りの人に伝えていく」
「今回のようなイベントでワークショップを行う」などがありました。

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  ワークショップは盛り上がり過ぎて時間をオーバー

また、今回のイベントには7つの大学から学生が集まったのですが、情報がたやすく入ってくる大学と、自分から積極的にアプローチしない限り情報を手に入れることが難しい大学がはっきりわかれていることがわかりました。

イベントに参加してみて・・・

わたしはイベントが始まる前、災害は「つらいもの」「マイナスなもの」だと思っていたので、イベントでも重く堅苦しい空気が流れるのだと思っていました。
でも、災害と向き合う人たちは「被災地をどうにか元気にしたい」というエネルギーで溢れていて、実際にあったのは重く堅苦しい空気ではなく、一人一人の熱い想いでした。

災害をテーマにしたイベントは決して堅苦しいものではなく、気軽に参加出来るということを何気ない日常の中で周りに伝えていくことが、実際に被災地を訪れるようなアクティブな学生を増やす一番の近道ではないかと思いました。

「文・安達朋葉(東北学院大学3年・インターン)/写真・ワカツクスタッフ」

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