個人で、熊本地震の災害ボランティアなどの活動をしている、熊谷麻那さん(宮城教育大学2年)。
復興にたずさわる団体の情報発信をしたいと、学生団体の取材~紹介記事の執筆までを体験しました。
そこに人がいる、ということを感じてほしい
今回は、こんなアツい想いを持つ、東北大学インクストーンズの前代表の渡会紘子さんと、現代表の小暮李成さんにお話を聞きました!
インクストーンズは、2013年5月から現在まで、宮城県石巻市を拠点として活動している学生団体。
活動内容は、仮設住宅・復興公営住宅でのお茶会やスタディツアーなど多岐にわたります。
現在、活動場所の中心となっている波板地区は、高齢者率100%の地区。
65歳以下の住民は、1人もいません。
この状態に危機感を抱いた住民の方々が、「波板のことを知ってほしい!」という想いでさまざまな活動をしていて、インクストーンズはそのお手伝いをしているそうです。
また、インクストーンズが開催しているスタディツアーでは、語り部の方から震災以前の様子や震災当時の様子、震災後の経過などを学んでいるほか、震災遺構の見学や石巻市の職員とのディスカッションも行っているそうです!

波板地区での活動の様子
何度も行くことで、波板が地元になる
「住民の方々と交流するのが何よりも楽しい!!」と口をそろえる、渡会さんと小暮さん。
住民の中には、南極に上陸した経験のある方もいるのだとか?!
みなさん、復興ボランティアに対して、“行く人はエライ”とか“参加するには敷居が高い”といったイメージはありませんか?
小暮さんは、何度も現地を訪れて活動する中で、自分たちが顔を見せるだけで住民の方が喜んでくれることを実際に感じ、そのイメージに違和感を覚えたそうです。
そこで、イメージを払拭するべく、現在ツアー内容などの構成を考えているといいます。
現地やボランティアの魅力がたっぷり詰まったツアー。
わたしもとってもとっても参加してみたい!!

お茶会で住民の方と
まだまだパワーアップしていくであろうインクストーンズ。
面白いメンバーがたくさんいるので、お話を聞きに行くだけでも楽しいのでは?!
今後の動きはホームページやFacebookなどで発信していくそうなので、ぜひチェックしてみてくださいね(^^)
「文・熊谷麻那(宮城教育大学2年)/写真提供・東北大学インクストーンズ」