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学生団体の取材から見えたもの~半年間の集大成~

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1000プロで約半年間、学生団体を取材して紹介記事を書いてきた、インターンシップ生の鴇田奈那さん(宮城学院女子大学3年)
インターンの締めくくりに、学生団体の皆さんに集まってもらい、「1000プロの活動を通して気づいたこと」を報告しました。どんな気づきがあったのでしょうか?

7つの学生団体の取材から見えたもの

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この日来てくれたのは、学生団体3団体から、計5人。
所属大学は、東北大学や東北学院大学、山形の東北芸術工科大学の学生さんもいました。
予定が合わず、事前にお話しに応じてくれた団体もありました。

鴇田さんから、今回の呼びかけの背景を説明。
半年間で7つの学生団体を取材し、紹介記事を書いたこと。
取材を通してそれぞれの団体が抱える課題を知り、共通点があると気づいたこと。
その共通点は“メンバーの不足”や“認知度の低さ”といったものだったこと。

うんうん…とうなづく参加者。やはり、どの団体でも“あるある”なんですね!

団体の課題を横の繋がりで解決!?

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学生団体は、ちょうど世代交代の時期。
代表者の引継ぎはうまく行っていますか?他にも課題はないですか?
それぞれの団体の近況を共有しあいました。

「役割を引き継いでもらったばかりで、まだ何をするのかよくわからない」
「後輩の育成ができず、まさかの先輩に役割が戻ってきてしまった」
「メンバー間でやりたいことの意見が合わず、活動休止してしまった…!」

共通のキーワードとして見えてきたのは、“メンバーの熱量”の問題。
活動を継承していく中で、活動内容がマンネリ化してしまい、メンバーが幽霊化していく…という意見もありました。

そこで、鴇田さんが参加者に問いかけました。
「他の団体と一緒に、何かしたいですか?」
共通の課題を抱えているのだから、横の繋がりを活かして解決する方法もあるのでは、という問題提起でした。

参加者からは、さまざまな意見が出ました。
「団体の中では活動内容が広がらないので、もっと別の団体に行って学んだらいいのでは?」
「他の学生団体へ見学に行くのは、正直ハードルが高い。活動分野が似ている団体どうしから交流を始めるならアリ」
「交流しましょうと言われてもどんな意味があるのかわからない。交流したい団体の代表者どうしでまずは繋がって、メンバーに意味を伝えていけばいいのでは」

さっそく、教育分野で活動している2つの団体が、「お互いの活動を見に行こう」と盛り上がっていました。
実現すれば、日ごろから連携できることが見つかるかもしれませんね♪

団体に所属していない第3者だからできること

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話し合いを経て、11月1日にワカツクでインターンの振り返りをしました。
実は、鴇田さんのプロジェクトでは、“団体の代表者どうしを繋ぐ”ことが目標の1つでした。
それまでほとんど交流のなかった3つの団体を繋げたことで、目標に一歩近づくことができました。

この半年間の価値は、【団体の外にいる“第3者”だから見えた、団体共通の課題】を、鴇田さん自身の言葉で報告できたことではないでしょうか。
ワカツクのスタッフも、同じような課題があることに気づいていましたが、大人が指摘すればただの説教に聞こえるかもしれません。
でも、学生団体に所属したことのない学生が、自分で集めた情報から見つけ出した課題なら、説得力が違います。

今回の集まりをきっかけに、団体どうしが近況を共有しあったり、活動の現場を訪ねあったりする動きが生まれることを期待します☆

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この日が、通常の出社としては最終日だった鴇田さん。

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半年前に比べて、よく笑い、よく話すようになりました(笑)
寂しくなりますが、長期間お疲れ様でした!

「文と写真・ワカツクスタッフ」

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