教育について熱く語れる学生団体、それが「ALL東北教育フェスタ」。
今回は、代表の千葉百華さん(宮城教育大3年)にお話を伺いました。
ALL東北教育フェスタは、教育に興味がある学生を集めて、キョウイクとは何かを考え、語る場を提供しています。
教育に興味がある人、教育に熱い考えを持った人同士なので、学びが大きく、知識を深めることができます。
どこで語るの?ここでしょ?!
▽カフェフォーラム
開催は2か月に1回、15~20人規模のイベント。
次回、7月22日の開催で25回目を迎えるそうです。
今まで話し合われたテーマは「生きる力とは何か」「これからの情報教育」「子どもとの関わり方」など。
主に仙台市市民活動サポートセンターや仙台市民会館で開催されています。

▽夏フェス・冬フェス
合宿型の「夏フェス・冬フェス」は、宮城県内の旅館やホテルを会場に1泊2日で開催されている、30~40人規模のイベントです。
教員や塾の経営者、貧困地域で活躍されている方などを講師として招いています。
1日目は、“2日間を通して自分はどうなりたいのか”アイスブレイキング(緊張をほぐすこと)をしてから、自分が興味のある分野の講師のお話を演習形式で聞きます。
どんな話を聞いたのかグループで共有し、講師への質問タイムもあります。
2日目は、1日目で広がった視野をもとに「自分の大切にしたいキョウイクは何か」「この1年何をがんばるのか」を考え、発表します。

この合宿の魅力は【夜通し語る部屋】があること…!
お菓子を食べ、飲み物を飲みながら、夜通し教育について語ります。
自由参加となっていますが、参加者のほとんどが一度はこの部屋に来るそうです。
少人数で“話したいキョウイク”について自由にトークしているんだとか。
他の参加者がどんな考えを持っているのか知ったり共感したりと、夜中のテンションだから話せる“キョウイクぶっちゃけトーク”がたくさんできますね!!
▽行政主催のイベントのサポート
「みやぎ中学生いじめ問題を考えるフォーラム」という、宮城県主催のイベントのサポートも行っています。
イベントでは、県内の中学校から代表の生徒が集まり、「実際に行っているいじめに対する取り組み」「どうやったらいじめを無くせるか」などを話し合います。
その話し合いのサポートや、どうすれば中学生が話しやすいか考えて、運営にも携わっています。
今年度は、小学生も対象のイベントになるそうです。
キョウイクと教育は違う
一般に考えられている教育は、知識や技術を教えること。
一方、ALL東北教育フェスタが考える”キョウイク”は、その人(教育者)にとって大切にしたいもので、例えば「子どもに寄り添い続ける共育」や「子どもの心に響く響育」などがあります。
キョウイクとひとことで言っても、いろいろな考えを持つことが出来るんですね(*’ω’*)

千葉さん「教育は学生全員が受けたことがあるもので、誰でも話せる話題だと思います。知識がある・無しに関係なく自分の経験を話すことができるので、自分の考えを整理したい、視野を広げたい人におすすめです!」。
教育について熱く語ってみたい人、教育に興味があるけれど、学校の勉強以外で何をすれば良いか分からない人は、ぜひ一度イベントに参加してみてはいかがでしょうか?
紹介した3つのイベントの他に、200人規模のイベントも計画中だそうです!
気になる人は、ALL東北教育フェスタのフェイスブックやLINEをチェックしてみてください♪
「文・鴇田奈那(宮城学院女子大学3年・インターン)/写真提供・ALL東北教育フェスタ」