新型コロナウイルスの影響で、大学の前期授業はオンライン化。
新歓活動もリアルにないし、課外活動をどうやって見つけたらいいの…?
という人も少なくないと思います。
そこで、1000プロ(運営主体・一般社団法人ワカツク)では、
過去に活動を紹介した学生団体を中心に、現在の活動をオンラインでヒアリング!
トップバッターは、政治をテーマに活動している「NPO法人ドットジェイピー」です。
議員インターンシップで、若年投票率の向上を
ドットジェイピーは、大学生向けの「議員インターンシップ」の運営全般を行っている団体。
ドットジェイピーのメンバー(団体内では「スタッフ」と呼ぶ)は、インターン中の学生のサポートとして、実際に活動の様子を見に行ったり、相談に乗ったりします。
議員インターンシップの概要
・学生が2か月間、国会議員や県・市などの地方議員と行動をともにして、さまざまな仕事を経験。
・期間は、春(2~3月)と夏(8~9月)の年2回。
・インターンに参加する学生は、自分の受け入れ先の議員のスケジュールに沿って、事務所での事務作業や、議員に同行して他の議員や地域の方々と面会したり、議会を傍聴したりする。
・インターンの参加者は、春・夏のそれぞれの期間で70~120人規模。
▲議員とインターン生の活動の例
スタッフの活動
スタッフは、実際に議員インターンシップを経験した学生です。
例えば、学生と受け入れ先の議員のマッチングを行うのもスタッフ。
受け入れ先が決まるまでに、2段階の選考が行われます。
どの議員が良いか、自宅から通いやすい事務所が良いかなど学生の希望を聞き、議員側のニーズとも照らし合わせて、最終的に決定します。
▲スタッフのミーティング風景
議員インターンシップの運営だけでなく、政策立案コンテストの運営や、高校生に選挙を模擬体験してもらう出前講座なども行います。
政治に関心を持ってもらうために、様々な活動を展開しているんですね!
▲政策立案コンテスト「未来自治体」の様子
スタッフになって1年あまりという、東北学院大学3年の今野響喜さんに、1000プロスタッフ2名がオンラインでお話を聞きました!
▲オンライン会議システムzoomでのインタビュー
議員インターンシップを通して、普通の大学生活を過ごしていたら関わることのできなかった人と多く関わることができました。
議員の方もそうですし、インターンの活動の中で警察署長さんや宮城県知事とお話しする機会もあり、貴重なお話を聞けました。
さらに、自分の大学以外のインターン生やスタッフとの出会いが多く、人との繋がりがはるかに増えました。
スタッフとして活動することで、もともと苦手だった「大人と関わる機会」や「自分の考えをプレゼンする機会」が増えたため、気づいたら得意になっていました。
ドットジェイピーでは、2か月間のインターンを運営するために、半年間かけて準備しています。
仲間と同じ目標に向けて活動する‟一体感”を得られるのは、大学生活ではなかなか無い経験として、人生の糧になっています。
議員インターンシップは、もともと政治に詳しい人が取り組むものではなく、むしろ議員に対して詳しくない人、議員に悪いイメージを持っている人に体験してほしいインターンです。自分がそうであったように。
はじめは議員のことが少し怖かったんですが、実際関わるとそんなこともなく、とても優しくフランクに接してくれました。
町の人のため、地域のために活動するひたむきな姿勢を見て、議員のイメージが180度変わりました。
ドットジェイピーの団体としての目標は「若年投票率の向上」です。
今は、インターン以外に、オンラインでもっと政治や選挙を知ってもらえるイベントなども計画中です。
興味を持ってくれた方へ!
議員インターンシップの「オンライン説明会」が行われています。
説明会は参加無料なので、気軽に参加できます♪
お申し込みは、次のリンク先から受け付けています。
https://internship.dot-jp.or.jp/form/
また、わからないことや質問などがあれば、今野さんまでメールでお問合せください!
hibiki_konno@dot-jp.or.jp
「文・稲葉&寺尾(ワカツク)/写真提供・NPO法人ドットジェイピー宮城支部」