学生団体紹介

‟子どもたちの新たな居場所を創る”「manaco」 まなこ

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初めまして!

ワカツクで長期インターン中の東北大学4年の和田智樹です。

現在、工学部建築社会環境工学科に所属しています。また、所属する研究室の正式名称は「計画制度学研究室」といい、主に都市計画について学んでいます。大学まで興味をもって学んできたソフト面でのまちづくりを体験し、単なる興味ではなくまちづくりの楽しさを言語化できるようになることが目標です!

さて、1000プロ(運営主体・一般社団法人ワカツク)では、過去に活動を紹介した学生団体を中心に、現在の活動をオンラインでヒアリング!

その第2弾は、子どもたちの居場所づくりを中心に活動している「manaco」です。

子どもたちの安心できる居場所をつくる

manacoは、コロナで学校に行けなくなってしまったこどもへの居場所づくりをきっかけに発足した団体です。

そんなmanacoの活動理念は、「全ての子どもたちに寄り添った教育をするために学びとコミュニケーションを大切にし、安心できるオンライン上の居場所を提供する」こと。
その理念を基に、運営3人・ボランティア10人という体制で、依頼を受けた子どもに対する宿題のサポートや日常生活の話、悩みごとの相談などを行なっています。
また、教育に関心がある学生や社会人の方々が集まり議論できるようなイベントを月一回主催しています。

活動の具体的な内容

manacoの具体的な活動は、5つあります。

1.オンライン学習サポート

子どもたち一人一人に合わせた授業、宿題のサポートをオンラインで行っており、manacoでの活動の中心です。子どもたちのペースに合わせて活動しています。

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2.グループ学習

「1人での参加よりも、仲良しグループでの参加のほうが一歩を踏み出しやすのではないか」そんな考えから生まれた教育形態です。

3.トークルーム

学習サポートの他に、子どもとの話し相手や相談相手になることもあります。きっかけは、コロナの影響で学校が休校になり、友達と話す機会が失われてしまったことです。
学校の友達と話すことは、個々人の悩みの解消や人のつながりを認識する場所としても重要です。学校以外の場所でも年の近い大学生と話す環境を作ることで、そのような居場所を提供することを目指して、この活動を行なっています。

4.教育関連イベントの開催

若い世代により教育について考える機会を設けたいという考えから、イベントを開催しています。現職の先生方や一般企業にお勤めの方、中学生の方にも参加していただき、多様な視点で教育について学び、考え、共有するイベントを目指しています。

5.オンライン自習室

人に見られているほうが集中できる、というような人に向いているオンライン自習室です。こどもからの質問にも対応しています。

理念にもあるように、子どもの新しい居場所を作るために、様々な活動を展開しているんですね!

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今回は共同代表である、宮城教育大学4年の中野柊一郎さんと、同じく宮城教育大学4年の岡崎悠太さんに、私がオンラインでお話を聞きました!

 

Q.この団体を発足したきっかけは何だったのでしょうか?

A.もともと大学生のうちに何かしたいと思っていたのですが、なかなか機会がありませんでした。そんな中でコロナの影響で学校が休校になり、多くの子どもたちが学校に行けない状況になりました。これに対し私(岡崎)は教育大の学生として何かできることはあるのではないかと思ったことがきっかけです。色々考えて友達に提案し、発足したのがこのmanacoです。

Q.団体の発足が5月ということですが、この3か月はどのような活動をしてきたのでしょうか?

A.発足当時は運営メンバー全員が4年生ということもあり時間があまりなく、かなり急ピッチで活動を進めました。当初はまず子どもとのかかわりを持とうということで、友達の弟さんを紹介してもらい、試行錯誤しながら活動を続けていました。またご依頼をもらうための広報活動として、新聞社さんのほうに足を運んで取材して頂いたりしました。

Q.自ら足を運んで団体の売り込みに行ったのですね。その中で苦労したことはありますか?

A.最初はなかなか取材していただけずに大変でした。ですが何度も粘り強くコンタクトを取り、結果的に取材して頂きました。現在は新聞経由で依頼を頂いているところもあり、行動が実を結んだことを実感しています。

Q.クラウドファンディングをなさっているようですが、どのような意図で始めたものなのでしょうか?

A.「一人でも多くの子どもたちが安心できる居場所をつくる」という目標を達成するために何が必要であるか、何が足りないのかを考えた結果、「児童側の通信環境が整っていなければ活動が難しい」ということに気が付きました。そこで私たち自身で通信環境が整っていない子どもたちに対し、機器等の支援をしていきたいと考え、クラウドファンディングを行いました。

クラウドファンディングに関しては目標金額に達したので、機器支援等に使わせていただこうと考えています。

manacoさんのクラウドファンディングはこちらからどうぞ↓

https://camp-fire.jp/projects/view/292779

Q.今後はどのような活動をしていきたいですか?

A.子どもとの一対一のかかわりや教育イベント開催も継続して行っていくとともに、一人でも多くの子どもたちに安心できる居場所を提供したいです。
また、これまでは子どもと大学生や大学生同士の関わりだけでありましたが、これからは子ども同士がかかわれるイベントや機会を提供していきたいです。その中で他団体とのコラボもしていきたいなと考えています。

Q.最後に一言あればお願いします。

岡崎さん:この取材もある種きっかけであると考えています。この取材によって自分たちの活動を知ってもらい、一歩踏み出せない子どもたちや学生の方にも、一歩踏み出せるようになってもらえれば嬉しいです。

中野さん:立ち上げて3~4か月ですが、ここまで来ることができたのは大学の先輩や他団体の方々のおかげです。これからは自分たちがその恩を返していけるように活動していきたいです!

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興味を持っていただいた方へ

manacoでは、TwitterやInstagramで日々の活動のレポートやイベントの告知をしています。気になる方は是非チェックしてみてください!

また気になることは団体の公式メールまでお問い合わせください!

manaco0501@gmail.com

「文・和田(ワカツク)/写真提供・manaco」

どんな活動をしているの?
私たちは主に子供へのオンラインを通じて子どもたちが安心できる居場所づくりを行っています。お子さんに合わせた学習サポートや話し相手になること、教育について考えるイベントの開催なども行っています!
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基本情報
設立
2020年5月1日
メンバー数
運営:3名 宮城教育大学4年
ボランティア:10名
活動場所
仙台市内
活動頻度(ミーティングなどの日頃の活動)
週1~3
活動頻度(イベントなど)
月一回程度
代表者
中野柊一郎
岡崎悠太
その他

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