学生団体紹介

岩手わかすゼミin仙台 いわてわかすぜみいんせんだい

岩手わかすゼミ_集合写真

本日はじぇじぇじぇな地域の話題をお送りします。

仙台って、東北をはじめ色んな場所から人が集まっていますよね。
なまはげのお友達や、リンゴやサクランボをやたら配る人などなどなど。

今日はそんな中から、あのわんこそばで有名な岩手を「わかす=盛り上げる」ために活動している団体『岩手わかすゼミin仙台』を紹介します!

岩手の魅力をちゃんと伝えないと「反発を覚えた全盛岡市民が今、国道4号を南進しはじめたに違いない」[※]ので、全力で取材をしてきました。

岩手わかすゼミin仙台って?

ゼミという名の通り、主な活動は「岩手の今を知る勉強会」の開催。岩手ゆかりのゲストを仙台に招き、岩手のことを考える機会を参加者(誰でも参加可能!)に提供しているのだそう。

代表はもちろん岩手生まれ、佐々木敦斗さん。
現在は仙台市内で会社員をしている傍ら、わかすゼミの活動をされています。

活動のきっかけは東京で開催されていた「岩手わかすフェス」への参加。

東京から岩手を盛り上げる(=わかす)を目指して開催された「岩手わかすフェス」で、岩手県外への進学・就職者が東京だけでなく宮城にも多くいることに着目して、仙台でも開催しようと考えたんだとか。
そして生まれたのが「岩手わかすゼミin仙台」。
ちなみに「わかす」は岩手の伝統工芸品である南部鉄器(=わかす道具)と「若者」にかけているそうです。

そんな佐々木さんにお会いしたのはさむ〜い日でしたが、この記事は故郷に思いを馳せるアツい話です!
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活動をもっと知りたい!

「仙台で岩手を考え、仙台から岩手に関わる機会を増やす」ことが活動目的の1つと語る佐々木さん。
毎回の勉強会テーマは多種多様で、地元就職、観光、教育支援、まちづくり、農業……岩手に関することならOK!毎回20名程度の方に来ていただいているそうです。

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▲冬は2メートルもの豪雪に包まれる西和賀町の活性化について語るゲスト!

また、最近ではゼミのメンバーで一関・平泉に行って、中尊寺を観光したり、駅前のコミュニティスペースを見学したり、地元を盛り上げている若手のみなさんと交流を行いました。
岩手に関わり岩手の今を感じる機会を増やすために、仙台から岩手に出向く機会も今後増やしていきたいということです。

そしてもう1つ大切な活動が、懇親会。
つながりを求めている人が多いと言われる昨今。岩手のつながり、コミュニティを仙台で形成していくことを目標に集まりを大切にしているそう。
最近は他団体が開催している地域活性化をテーマにしたイベントにゼミメンバーで参加し、その後に懇親会を開催するのが恒例なんだとか。

佐々木さん「ゼミに合わせて飲み(ノミ)って。」
山下「(爆笑)」

活動の魅力

山下「わかすゼミに参加する魅力ってなんでしょう?」
佐々木さん「1つは岩手出身者あるいは岩手ファンにとっては、仙台で繋がれること。もう1つは、岩手をあまり意識していない宮城の方々に、岩手にどういう地方創生のモデルがあるのかを知ってもらいたいですね。」
山下「岩手出身じゃなくても参加して、勉強していいんですか?」
佐々木さん「そう。宮城の人たちに岩手を知ってもらう、比較してもらうっていうのも重要だと思っています。」
山下「(こんどいってみよーっと。)」

ポイント:岩手出身じゃなくても、「地方」という言葉に興味がある人は誰でも参加可能!

岩手の魅力

山下「佐々木さん個人が考える、岩手の魅力No.1ってなんでしょう?」
佐々木さん「盛岡市街から見える岩手山とか、皆さんあまり知らないと思います。岩手山って素晴らしい山があるんですよ。これが2038m。」
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山下「え、めっちゃでかいですね!雪がいい感じですね!」
佐々木さん「これが盛岡からすぐ見える位置にあって、。こんな高い山が大きな川とセットで県庁所在地からありありと見えてしまうってのは他県ではほとんどないと思う。岩手山がある盛岡の風景は素晴らしい。この山が365日見られるわけですから。」

今後の展望

山下「この先の活動の方向性として考えていることはありますか?」
佐々木さん「これまでは私たちがお声がけをして来ていただくっていうケースしかなかったんですよ。でも岩手の方がわかすゼミと一緒に仙台でイベントやりたいと岩手の方から声をかけてもらえる状態を目指したい」
山下「例えば、『東京で働いている岩手出身の社会人が仙台に出張で来ましたと。その時に、わかすゼミって人達がいるから岩手トークをしに行ってみよう 』、みたいな感じですか??」
佐々木さん「まあそういうパターンもあるよね。もっと言えば、『岩手で普段は地域を盛り上げています。仙台に出張します。夕方から夜少し時間があるから、わかすゼミに声をかけてみよう』みたいなことを実現したい。出張の方もわかすゼミの運営も参加者もWINーWINーWINだと。これができれば、年間かなりのイベントができますよね。」
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佐々木さん「それから、これまで参加された方のFacebookグループがあって、そこには150人くらいメンバーがいるんです。この方々に情報を発信して、仙台の岩手コミュニティをより強くしたいと考えています。」

おわりに

終始、岩手の魅力について熱く語ってくださる佐々木さんのお話を聞いて、すっかり岩手の虜になってしまいました山下です。まめぶ汁いいですよね。

と同時に、出身地とは異なる場所で生活を送っている学生や社会人でも、出身地のためにできることってたくさんあることにも気づきました。
せっかくいろーんな故郷を持つ学生が集まっている仙台という街。まだまだできることないかなぁ。

出身を問わず「岩手」や「東北」または「地方創生」といった言葉に少しでも興味のあるそこのあなた、まずはゼミやイベントに参加してみてはいかがでしょうか!

[※]伊坂幸太郎「砂漠」(新潮文庫)より

「文・山下航希(東北大学3年・インターン)/写真提供・岩手わかすゼミin仙台」

どんな活動をしているの?
社会人と学生が一緒になって、岩手ゆかりのゲストを招いたトークイベント「岩手わかすゼミin仙台」を開催しています。活動目的は「仙台で岩手の今を知り、岩手なつながりを広げる機会を提供する」。昨年度は移住や地域おこしなどをテーマに5度開催し、多くの学生のみなさんにご参加いただきました。
魅力ややりがいって?
自分が生まれ育った地元を元気にしたい!東北を盛り上げたい!という学生のみなさんも多いと思います。岩手わかすゼミin仙台では、地域を盛り上げるプレイヤーと出会い、地域の現場を見にくことができます。まだまだ発足1年、みなさんのアイデアをぜひぜひ実現していきたいと思います。

只今募集中!

団体のメンバー(他大学OK)
団体が開催するイベントなどの参加者(他大学OK)

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イベント画像
基本情報
設立
2016年5月1日
メンバー数
10人未満
活動場所
仙台市内、岩手県
活動頻度(ミーティングなどの日頃の活動)
2週間に1回程度
活動頻度(イベントなど)
2ヶ月に1回、主催のイベントを開催
代表者
佐々木敦斗
その他
団体のカテゴリー:宮城大学
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