学生団体紹介

環境系学生団体「海辺のたからもの」vol.2 かんきょうけいがくせいだんたい「うみべのたからもの」

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前回は、環境系学生団体「海辺のたからもの」の活動内容について紹介しました。
vol.1の記事はこちらから

今回は、もう少し深掘りして、団体の理念や活動の意義について紹介します!
お話を伺ったのは、前回に引き続き、代表の畠山紳悟さん(東北大学3年)です。

荒浜での活動を続けたい 団体設立へ

東日本大震災の後「荒浜再生を願う会」という団体の参加者として、海岸のゴミ拾いをしていた畠山さん。会では、荒浜地区での現地再建を目的として活動していました。

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ところが、新たな住宅の建設を禁止する「災害危険区域」に指定されたことにより、2018年6月に解散。

なんとか荒浜での活動を続けたかった畠山さんは2018年7月、仲間と共同で「海辺のたからもの」を設立しました。

活動を継続するために 大切にしていること

活動していた団体が解散した経験から、海辺のたからものでは気を付けていることが3つあります。

①活動の意味を明確にする

海辺のたからものの活動内容は、「ゴミ拾いをすること」や「イベントを開くこと」ですが、これが最終目的ではありません。

団体としての最終目的は、あくまでも「荒浜を楽しい場所にする」こと。“楽しい場所にするため”にゴミを拾い、資源として、産業につなげることを考えています。
目的と手段を明確にすることで、団体として何を目指しているかがよりはっきりし、荒浜を守るための「仕組みづくり」が定着することを強調していました。

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私自身も昨年まで大学のボランティアサークルに所属していましたが、何のためにやっているのかだんだん分からなくなることが何度もありました。
これを実践するのって簡単に見えるけどとっても難しい…!

②社会問題を地域に落とし込む

①を行うことで、活動の意義をいくら自分達の中で明確にしたところで、それが地域に根付かなければ活動は続きません。
そこで社会問題と地域の問題を結びつける(例:海洋ゴミと海岸清掃)ことによって、その地域で活動をする意義が生まれるようになります。

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③レベルアップ

活動を継続させるには、一つ一つの活動の質を向上させることも不可欠です。

学生が主体となった活動ではありますが、学生だからと言って妥協することはありません。大人と同様に、むしろ大人以上に真剣に問題と向き合い、「本当に社会の役に立っているのか」を大切にしています。

経費を削り無駄をなくすなど工夫を凝らすことで、出来るだけ活動を自立させ、活動の価値を高めています。

息の長い活動を海辺で行っていくことで、荒浜の風景を守っていきます!

「海辺のたからもの」の魅力

最後に、活動の魅力についても伺いました。

印象的だったのは「自分が楽しめる×社会意義」が実現出来ていること!
ただ自分たちが楽しむだけでなく、それで社会に貢献することが出来るなんてまさに一石二鳥◎
また、街のために何が出来るかを、一から考えて行動出来ることも魅力とのことでした!

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荒浜で実現したいことを、笑顔で語っている姿が印象的でした☆

海辺を楽しい場所にしたいあなたへ!おすすめです!

「文・小野紘貴(東北学院大学4年・インターン)/写真・稲葉史恵(一般社団法人ワカツク)」

この運営団体は?

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どんな活動をしているの?
1.若林区荒浜でのゴミ拾い・イベント開催
2.海洋ごみで作ったアクセサリーの制作・販売
3.三重県四日市市富洲原(とみすはら)にある漁網工場の再生・漁網の再利用
荒浜を楽しい場所にするための活動をしています!
魅力ややりがいって?
「自分が楽しめる×社会意義」
楽しんだ結果が社会に生きることで、やりがいにつながります!

只今募集中!

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基本情報
設立
2018年7月
メンバー数
6人
活動場所
仙台市若林区荒浜、その他仙台市内
活動頻度(ミーティングなどの日頃の活動)
毎週1回程度
活動頻度(イベントなど)
代表者
畠山紳悟
その他
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