学生団体紹介

学生主体で運営!「コワーキングスペース M’s House」 こわーきんぐすぺーす えむずはうす

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「仙台に新しいコワーキングスペースができたらしいよ。しかも学生主体で運営しているんだとか」。
そんな噂を耳にして、行ってきました。「コワーキングスペース M’s House(エムズハウス)」。場所は、仙台のアーケード街・クリスロードの東側、Ever-i (エヴァーアイ)中央ビルの1Fです。

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△大きなEver-iマークが目印!

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△この通路を奥に進むと…

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△あった!

自動ドアのボタンを押すと…開かない!?
通電していないため、手動で開けなければいけない仕様でした(笑)
手こずりながらも、中へ。入り口で靴を脱いでから入ります。新しい空間の匂いがしましたよ。

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立ち上げメンバーの舛谷一成さん(写真右、東北工業大学2年)と、藤沢慶子さん(写真左、宮城教育大学2年)。
コワーキングスペースを作ることになった背景や、運営スタッフの思いを聞いてきました。

コワーキングスペースって?

と、その前に。そもそも「コワーキング」とは?
コワーキング(co-working)とは、事務所スペース、会議室、打ち合わせスペースなどを共有しながら独立した仕事を行う共働ワークスタイルを指す。一般的なオフィス環境とは異なり、コワーキングを行う人々は同一の団体には雇われていないことが多い。(wikipediaより)

要するに、誰でも利用可能な共同作業スペースです。M’s Houseは、月曜と金曜を除く週5日営業しており、時間帯によって使用料は異なります。学生には割引制度があり、利用しやすくなっています。こういう心遣いが嬉しいですよね!料金体系の詳細は、公式WEBサイトをご覧ください。http://mshouse-tohoku.com/

-今日はよろしくお願いします!オープンしたのは結構最近ですよね、どうですかお客さんの入りは?(取材日は6月24日)
舛谷さん「オープンしたのは6月9日なので、およそ2週間経ちました。いろいろありつつも、あっという間で。ありがちな表現ですが、長いようで短い時間でした」。

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△オープニングイベント、にぎわいました!

この間の来場者数はおよそ60名と、運営スタッフの想定より多くの方が訪れました。そのほとんどを大学生が占めていますが、中には高校生もいて、急遽大学生による進路相談や学習指導が行われたこともあったとか。

藤沢さん「ふらっと立ち寄ってくれた方たちが、いろいろな使い方をしてくれて嬉しいです。とりあえず来てみたっていう人が多いですね。みんなで、クイズやしりとりをひたすらしているとか」。

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-使用方法は、人によってさまざまなんですね。オープン前に考えていたコンセプトって、ありますか?
舛谷さん「コンセプトは、全員共通のものを持っていないですね。“コワーキングスペースを作りたい”そういう場が欲しい、という気持ちだけで集まったので。具体的にどんな空間を作りたいかは、スタッフそれぞれで考えていることが異なります」。
藤沢さん「私個人としては、“安心できる場所”を作りたいなと思っています。成長には、安心が必要だと思っていて。来た方が安心できる場所を作ることによって、他の来場者から多くを吸収でき、成長できる。そんな場所を作りたいです」。

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△取材中の様子。確かに安心感が漂ってましたよ〜。

奥にあるのは、簡易カウンターと調理器具。冷蔵庫もあるので、冷たいお茶までいただいちゃいました。今度行くときは、左のクッションに座りたい…寝ちゃいそうだけど。

-安心できる場所だからこそ、話せることってありますよね。普段の仲間同士での集まりでは、話せないことも話せたりできそうですし。ところで、M’s Houseという名前は、どうやって決めたんですか?
藤沢さん「こちらに資料がありまして…」

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自分の家のようにくつろげるという意味での「My」、多様な人が関われるという意味での「Mix」、そして成長を続けられるという意味での「More」。3つの単語の頭文字をとって、M’sと名付けたそう。
「ミーティングの中で、結構すんなり決まったんですよね」と舛谷さん。すんなり決まったとは思えないほど綺麗にまとまっていて、カッコよすぎ!

M’s Houseのスタッフって?

運営するスタッフのみなさん、結成のストーリーがオモシロイ。大学も、もともと所属していた学生団体も、バラバラなんです!どのようにして集まったんでしょう?スタッフの野望も…!?

-ここからは、みなさん自身のお話を聞きたいなと思います。スタッフのみなさんは、どういうつながりで集まったんですか?
舛谷さん「友人から『コワーキングスペース作りたくね?』って、LINEグループに招待されたのがきっかけです。スタッフの1人がTwitterで呼びかけたのが最初で、そこから知人つながりでどんどん増えていきました。最初に集まったのが7人。所属大学は、仙台白百合女子大学、東北大学、東北工業大学、宮城教育大学、それに社会人大学生とさまざまです。そして、スタッフはそれぞれ他の学生団体での活動にも取り組んでいます。本当にバックグラウンドが違うんですよね。現在はメンバーが増えて、15人で運営しています」。

M’s House、オモシロイのがここです。一般的に学生団体は、大学や活動分野への課題感が一致することで集まっていることが多いのに対して、漠然とした興味・意欲で集まった皆さんで構成されているんです。

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-TwitterとLINEを駆使して集まるなんて、現代って感じですね!(僕も22歳と若いはずなのに…)それだけ多様なスタッフが集まって運営していると、難しいことも多いのではないですか?
舛谷さん「大変なことは多いですが、辛いと思ったことはありませんね。全員が主体的ですし、お互いを肯定し合える雰囲気もあるので、ミーテイングにも勢いがあります。連絡を取り始めたのが今年1月でしたが、初めてスタッフ全員が揃ったのは4月だったんですよ。そこで合宿をして、朝までスタッフがお互いの考え方を深堀りしました。意思決定のスピードには、本当に自信があります」。

-初めて全員集まったのに、その日のうちに朝まで語り合うなんて…!
舛谷さん「その翌朝に全員で撮った写真があの写真です(壁に飾ってある写真を指差しながら)」。

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△みなさん爽やかすぎ!(Facebookページより)

舛谷さん「1人の“やりたい”に、周りの人が集まっている団体ではないんですよね。オモシロイと思った個人が集まってできているので、主体性が強いんだと思います。現状は、まだ日々の運営で手一杯ですが、今後は学生の“何かやりたい”ニーズを拾う場にしていければと思っています。大学ではできないことを実現できる、そんな場所にしたいです」。

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勉強や作業をしに行くもよし、友達とだべりに行くもよし、刺激を求めてふらりと行くのもよし…。いろんな使い方ができるコワーキングスペースで、可能性は無限大だなと思いました。図書館やカフェに行くのもいいけれど、誰かと話しながら作業したいときってありますよね。そんなときも行きたいかも。
随時イベントの開催もあるようなので、SNS(https://twitter.com/mshousetohoku)をチェックしよう!個人的に、Webサイトや資料のデザインが好きなので、みなさんもぜひ見てください。

「文・山下航希(東北大学4年)/写真・稲葉史恵(ワカツク)」

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基本情報
設立
メンバー数
活動場所
活動頻度(ミーティングなどの日頃の活動)
活動頻度(イベントなど)
代表者
その他
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