皆さんは、自分が住んでいる地域以外の場所のことを、どれくらい知っていますか?
名前を聞いただけで、地理的な位置や特産品、観光スポットなどのイメージは湧きますか・・・?
どの地域にも、そこならではの面白さがあると思いますが、知らないのはすごくもったいない!
・・・そんな気づきを得られる活動をしているのが、今回紹介する団体です。
学生交流で弘前を活性化!
「学生団体 hirovel(ヒロベル)弘前×仙台」は、「旅行」を通して青森県弘前市と仙台を繋ぐ活動をしている、去年10月にできたばかりの団体です。
弘前出身で、代表の小山内さんにお話を聞きました。
小山内さん「団体設立のきっかけとなったのは、仙台に来て地元の話をしたときに、相手から弘前のことを全く知らないと言われたこと。漢字も“ひろさき”と読めなかったんですよね。地元の知名度が低いのはすごく悲しい。弘前のためにできることはないかと考えたんです」。
弘前といえば、桜と弘前城
そこで辿り着いた答えが「学生の交流を生むイベントの企画・運営」。
弘前にただ人を呼ぶだけだと、一時的な地域活性化にしかなりません。
弘前と仙台の学生の間に“繋がり”をつくることで、弘前を訪れる機会が増えて、長期的な地域活性化になるのではないかと考えているそうです。
小山内さん「今まで弘前を知らなかった人に知ってもらい、ツアーに参加してもらうだけだと足りないなと。『また行こう』と思ってもらうために必要なことって何?と考えたときに、現地に友達や知り合いがいて、もう一回会いに行くことだなって。そういう意味で、学生の交流がとても大事だと考えています」。
団体の目標は「弘前を知ってもらい、学生同士の交流をつくること」ですが、小山内さん個人としては、学生が将来住む地域の候補に、弘前を選択肢として入れてもらいたいと考えているそうです。
現在、メンバーは仙台だけでなく弘前にもいて、全員が青森県出身です。
普段は仙台と弘前で分かれて活動していますが、週に一度はスカイプを通して互いの活動の進捗を確認します。
小山内さん「メンバー7人は、みんなポテンシャルが高いです。外部のイベントで団体の活動についてプレゼンして賞を取ってくる人、僕がミーティングに参加できない時に1年生ながら上手くメンバーをまとめる人・・・すごい人たちが集まってくれました。それだけ、熱い想いをしっかり持ってくれてるんだと思います」。
団体のミーティングの様子
しかし、弘前で活動しているメンバーは2名だけ。
ツアーを実施するとなると、現地での準備が大事なので、弘前のメンバーを増やしたいと考えているそうです。
冬にツアーを企画しましたが、広報期間が短く、限られた人にしか参加を呼びかけられなかったために中止になってしまったそうです。
その経験を踏まえて、「弘前といえば桜の名所!」ということで、4月29日~30日の2日間でお花見を楽しむツアーの企画詰めをしているそうです。
弘前城の一面の桜、自分の目線より高い雪の壁・・・などなど、弘前ならではの経験がたくさんあるそうです。
個人的に一度行ってみたいと思っている場所の一つなので、就活が落ち着いたらツアーに参加したいと思います!
お花見のツアーは絶賛予約受付中らしいので、気になった方は団体のFacebookを覗いてみてください☆
「文・安達朋葉(東北学院大学3年・インターン)/写真提供・hirovel 弘前×仙台」